ハンググライダースクール
空を飛ぶための教習所です。(写真はクリックすると大きくなります)
タンデム教習
スクーリングはマンツーマンで行います。受講初日からすぐにフライトを開始し、上空で直接指導します。これは航空機と同じ教習スタイルですので、安全性の面でもリスクが少なく、安心して飛行技術を習得することができます。 タンデムハンググライダーの利点は、しばらく飛んでいなかった方のリハビリフライトなど安心して勘を取り戻すことができることや、気軽にフライトのみを楽しむことができるので家族や友人などと一緒に遊びに来ても楽しいということです。タンデムスクールの場合、年齢や体格、体力の制限が大きく広がること、これもまた魅力の一つです。
抜群の練習環境
飛行環境も群を抜いています!目の前が富士山!美味しい水!他のスクールがいないプライベートエリア!のんびりくつろげる施設!このような環境でスクーリングを楽しめます!特に冬の富士山は最高!飛行確率も年間75%と高いのも特徴です。体育会系ではない大人のリゾート型スクールなので、各自のペースで練習できます。毎週1回でも月に1回でもOK!毎日でもいいけど・・・^^;
グランドハンドリング
そうは言っても確かに地上練習は必要です。地上練習のことはグランドハンドリングといいます。グライダーの持ち方、構え方、走り出しからバランスのとり方、そして停止の方法。これは離陸と着陸の為に必ず必要なスキルです。最初はサポートをつけながら走り、慣れてきたら一人で実施します。初めはグライダーを持ち上げることもできなかった女性が、しばらくすると一番大きいタンデム機を持って走り回れるようになっちゃいます。ちょっとしたバランスとコツなんですが、これがわかるまでは男性でも力ずくでやろうとして疲れたりします。
ガイドライントーイング
そこで新たに登場したのがトーイングという飛び方です。これは実は何十年も前から試行錯誤が続けられた飛行方法ですが、近年になって機材の発展とアイディアにより劇的な発展をしました。スクーターを改造したウインチマシンによってラインを巻き上げて、平地でハンググライダーを引っ張ります。両サイドに張られたガイドラインに沿って飛行するため、殆どコントロールしなくても高度2m程度をオートマチックに100mほど飛行できます。慣れてきたらサイドサポートラインを緩めて積極的にコントロールし、最後にははずして練習します。自転車で言えば補助輪の役目を果たしています。
短距離滑空
グランドハンドリングとトーイングで慣れてきたらいよいよ斜面練習。落差5mの丘から滑空します。飛行高度は地面からわずか30cm。でもこれが最高に気持ちいいいんです! これができるようになるとひとりで離陸ができるようになります。場合によっては安定した海風で練習するために海岸まで行くこともあります。
シミュレーター
世界に一つしかない画期的なシミュレーターもあります!これは従来のハングポイントを固定してベースバーが動くものとは違い、その逆になります。このことでより実際の飛行感覚に近づきました。待ち時間には積極的にぶら下がって練習しましょう!
入会
│
└タンデムによる練習飛行(タンデムフライト約40回)
├グランドハンドリング(地上練習)
├直線飛行(A級)
├旋回操作(B級)
├簡易学科
└JHF-A級・B級取得(タンデムマスターコース終了)
└ソロフライト(無線機※による誘導指示を受けながら単独飛行)
│ ※特定小電力無線機というものを使います。
├飛行経路判断
├40回以上の飛行経験
├様々な条件での着陸練習
├簡易学科
└JHF-C級取得
└単独判断で飛行できる技術の習得
├上昇風の捕らえ方、地形の読み方
├様々な離陸・飛行・着陸方法と多様な風を経験
├1回10分以上の滞空飛行
├総飛行時間10時間以上
├学科試験
└JHF-P証取得(入会からここまで約12ヶ月~24ヶ月)
※JHF=社団法人 日本ハング・パラグライディング連盟
A級、B級を習得してソロフライトになった時点でタンデム卒業です。しかしこの段階では「飛べる」だけで判断力がありません。少なくとも1シーズン、様々な気象条件下で経験を積んでもらいます。B級で単独飛行のことをBソロというのですが、インストラクターから無線誘導を受けながら飛行経験を積んでいきます。
どれくらいの期間で習得できるかは幅が広すぎて基準も平均もありません。
概ね年齢x1.5回程度だと思われます。
無線機による誘導は特定小電力無線機というものを使いますので、誰でも無線免許を持たなくても利用することができます。
ここからC級の段階へ向っている途中で、サーマルなどの上昇風を捕らえる技術が自然と身についてきます。早い人はBソロになってから3~4ヶ月で上昇風を捕らえて、離陸地点から数百メートルも上昇することができるようになったりします!このころが最も楽しい時期なのではないでしょうか?C級を取得したら、ここからは気象条件によっては独自の判断で飛行できるよう経験を積み、安全に楽しく飛行する技術を習得していきます。
そして様々な経験を経て、全てにおいて自己判断で行動が取れる、安心して着陸を見ていられるようになると、P証合格となります。P証(パイロット)を取得すると、他のエリアでも飛行することができるようになります。会員同士でフライトツアーに行くこともできるようになります。
会員の90%の方は都内、八王子、横浜から毎週通われています。遠くは千葉県や埼玉県からも来られています。年齢も20代から60代までと幅広く、毎週来られる方や月に1回の方もいます。
ハンググライダーには免許(ライセンス)はありません。「技能証」というものを発行します。各技能証は規定の技術と経験を有していることを表します。